校内研究の目的は生徒のためと教師のためとで分けられると思います。まず、生徒のためというのは生徒の学力を向上させることが大きな目的だと思います。
次に教師のためというのは大きく2つに分けられると思っています。1つ目は教師の授業力向上。もう1つは教師集団の一体感を作ることです。
教師の授業力向上というのは言わずもがなと言えるでしょうが、教師集団の一体感を作るというのはピンとこない人も多いかもしれません。ですが、私は校内研究の目的としてこれが一番重要だと思っています。
教師が主体的に校内研究にとりくむことはかなり難易度が高いと思っています。それは教師が多忙だからです。日々の業務に忙殺されて、なかなか授業を研究するところまで手が回らないのです。
しかし、これは生徒が日々の課題や部活にいっぱいいっぱいになって余裕がないのと同じなのではと考えています。なので、校内研究は大人を相手にした学級経営と同じだと私は考えています。
研修や活動を通して教員集団とともに校内研究をつくり上げていくことで生まれる一体感が教員集団をより良いものにし、それが生徒指導や学校行事等でチームとして動ける力を作っていくと思っています。校内研究はそれだけの力があるはずなのです。
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